インターネットが普及するまでは、ダイレクトメールは顧客の手元に直接配信される唯一のコミュニケーションツールでした。その形態は様々で、ハガキサイズのものからチラシ・パンフレットに至るまで様々です。
膨大な過去のデータベースを分析し、PDCAの繰り返しによるターゲットの絞り込みを行い、限界のある紙面サイズの中にベネフィットを盛り込み、一人ひとりの顧客心理に訴えかけ、行動を喚起させるためのメディアです。
試行錯誤の後に顧客個人に宛てて届けられるダイレクトメールは、通常の手紙と同じく「もらって嬉しい」と感じさせるものでなければいけません。季節の挨拶、イベント・セールの案内、サービスや商品の案内、どのような内容であれ、顧客心理をシュミレーションし、喜んで利用していただくことがダイレクトメールの「成功」と言えるでしょう。
また、ダイレクトメール唯一最大の能力は、一人ひとりの顧客へ感謝の気持ちを表現することが可能であるということです。自分だけに届けられた手紙を受け取った時に喜びを感じてもらえる、顧客心理に叶ったDMを届けることは、より深く、継続的な信頼関係を築くために大変有効なツールです。